「牛丼御三家」と呼ばれるお馴染みの牛丼チェーンのひとつが「すき家」。
すき家は他より圧倒的に店舗数が多いため、近場にあって利用しやすいという人は多いかもしれませんね。
そういった距離的な利便性に加え、すき家では比較的多くの支払方法に対応してくれており、決済方法過多な現代では選択肢の多さもメリットのひとつ。
…では、多様な支払方法に対応するすき家において、お得な選択肢とは一体どんな方法になるのでしょうか?
すき家の支払方法をチェック
利用可能なものは多いのでその分選択肢も増えますが、選べるものが多過ぎても悩みの種になるかもしれませんね。
…まずは代表的なクレジットカードから。
店舗によって若干の違いはあるものの、基本的に各ブランド(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)に対応していることが多いので困ることは少ないかなと思います。
(※ Dinersは2018年9月より利用不可に。)
…続いて電子マネー。
電子マネーについても対応している種類は多め。
交通系電子マネーはほぼ全て網羅(Suica、PASMO、ICOCA、manacaなど)していますが、主要な流通系電子マネーは楽天Edy、iD、QUICPayのみとやや乏しいですね。
(※ 2019年8月時点においてもWAON、nanacoは利用不可。)
…そしてコード決済。
楽天ペイ、PayPay、LINE Payなど主要なコード決済には対応しておらず、コード決済についてはまだまだ対応は弱いと言えるでしょう。
…最後にすき家の独自決済サービス。
まぁ、すき家と言いますか…運営会社であるゼンショーグループのお店全般で利用可能な電子マネーが「CooCa(クーカ)」です。
他にもはま寿司などのゼンショーグループの店舗であれば利用可能で、電子マネーだけでなくポイントカードとしても使えます。
独自の決済方法も含め他と比較しても対応する支払方法は多いので、ちょっと工夫して組み合わせればお得な支払方法が見つかりそうですね。
関連記事:「プリペイドvsポストペイ…電子マネーの種類とお得な使い方」
ポイントカードの種類が多い
すき家では2019年7月より各共通ポイントサービス(楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント)が導入され、それぞれのポイントカードを利用可能になりました。
独自のポイントカードも含めると、実に4種類ものポイントカードを利用可能ということになりますね。
新たに導入されたポイントカードにより、各ポイントの使い道としても利用できるようになったので、これでさらにすき家を利用しやすくなるでしょう。
…ちなみに、肝心のポイント還元はいずれのポイントカードであっても、200円で1ポイント(+0.5%)と還元率について差異はありません。
もともとポイントの3重取りは可能でしたが、今回の共通ポイントサービスの導入によって、さらに選択肢が多くなったのはある意味嬉しい悩みどころ。
CooCaの仕様変更にご注意!
CooCaはポイント制度の仕様変更により大幅にお得さがパワーダウンしており、あえて選択する有用性は非常に低くなったと思います。
終了したキャンペーンの内容をまとめたのでチェックしておきましょう。
種別 | 特典内容など |
---|---|
CooCaの日 | 9が付く日(9・19・29日)にポイント9倍 |
チャージ ボーナス |
1万円以上チャージでポイント+3.0% |
オートチャージ ボーナス |
5,000円以上のオートチャージで100ポイント |
利用回数ボーナス | 月3~9回以上で10~90ポイント |
(※ 参考:「キャンペーン終了とポイント制度変更のお知らせ」 CooCa)
いずれのキャンペーンも併用することでいい感じにポイントを獲得できていたので、これらが総じて廃止になったのはやっぱり痛いですね。
また、CooCaはそもそもゼンショーグループのお店でしか使えないため、よっぽどグループ会社の店舗を頻繁に利用するというユーザーでない限り、著しく汎用性の低い電子マネーということにもなります。
…あとポイントカードについても同様のことがいえますね。
汎用性の高い共通ポイントサービスが導入されたため、用途がかなり限定されているCooCaをポイントカードとして提示するメリットもほとんどありません。
ポイント還元率だけで見れば使い道がないわけではありませんが、肝心のポイントがごく限られた範囲でしか使えず、わざわざCooCaを発行する手間をかけてカード枚数を増やすより、現状では他の選択肢を検討した方がいいかもしれません。
ポイントがお得な組み合わせ
すき家では利用可能な支払方法が多いため、組み合わせてみるとかなり色々な方法で支払うことができますね。
せっかくなのでその中でもお得な組み合わせをいくつか紹介します。
ポイント獲得方法 | ポイント還元率 |
---|---|
dカードで支払い分 | +1.0% |
dポイントカード提示分 | +0.5% |
合計 | +1.5% |
ポイント獲得方法 | ポイント還元率 |
---|---|
楽天カードで支払い分 | +1.0% |
楽天ポイントカード提示分 | +0.5% |
合計 | +1.5% |
どちらもポイントを特定の1つだけに集約できるため、ポイント還元率的にはいまいちですがひとつの選択肢になるかと。
また、電子マネーを使った組み合わせとしては…
ポイント獲得方法 | ポイント還元率 |
---|---|
リクルートカードでチャージ分 | +1.2% |
楽天Edyで支払い分 (もしくはCooCa) |
+0.5% |
楽天ポイントカード提示分 | +0.5% |
合計 | +2.2% |
電子マネー選びで重要になるのは、チャージによってポイントを獲得できるクレジットカード選びになるでしょう。
おすすめなのは年会費無料&高還元率のリクルートカード。
ポイント還元率が+1.2%と他よりお得なことに加え、なんの条件もなく年会費が無料なので多くの人にとって良コスパな選択肢になるでしょう。
これで合計すれば還元率「+2.2%」も到達可能に!
…ただ、この組み合わせでの注意点はやっぱりCooCa。
CooCaでもリクルートカードを使ってのチャージでポイントを獲得できますが、前述のとおりCooCaポイントはゼンショーグループ以外での利用ができないため、汎用性を考えると楽天Edyの方が組み合わせとしてはおすすめです。
関連記事:「ポイントの価値に注意…リクルートカードのデメリットとは?」
還元率+2.7%の組み合わせ
やはり高還元率の組み合わせにポイントカードは欠かせませんね。
また、チャージによってクレジットカードのポイントをプラスできる電子マネーも、すき家のお得術としては重要な存在と言えるでしょう。
しかし、前項目で紹介した方法よりもさらにお得な組み合わせがこれ!
すき家ではクレジットカード決済を導入しているため、高還元率でお馴染みのプリペイドカード「Kyash(キャッシュ)」が使えます!
ポイント獲得方法 | 還元率 |
---|---|
リクルートカードでチャージ分 | +1.2% |
Kyashの支払い分 | +1.0% |
楽天ポイントカード提示分 | +0.5% |
合計 | +2.7% |
Kyashはプリペイドカードの一種なので、クレジットカードを使ってチャージした分のポイントも獲得することができます。
これで還元率「+2.7%」という高還元率の組み合わせが完成!
…ちなみに、ライバル店である吉野家や松屋ではクレジットカード決済を導入していないため、ライバル店では利用不可能な心強い組み合わせとなりますね。
この組み合わせが使えるところはそれなりに多くあるので、汎用性の意味でもCooCaよりよっぽどおすすめの方法になります。
たった1品だけの超絶お得術!
この方法で利用可能なのは「牛丼並盛」のたった1品だけ。
しかし、ポイント倍率を高めることができるユーザーであれば、「倍率10倍以上」も可能という超特化型のお得術です。
…それは楽天が提供するデジタルチケットサービス「楽券」を利用する方法。
楽天の「SPU(スーパー・ポイント・アップ・プログラム)」の影響を受けるため、ポイント倍率を上げておけば還元率「+10.0%以上」で購入することも可能というわけです。
とりあえず条件クリアが比較的簡単なポイント倍率だけでも…
ポイント獲得方法 | 還元率 |
---|---|
通常購入分 | +1.0% |
楽天カード支払分 | +2.0% |
楽天銀行 (カード引落) |
+1.0% |
5と0のつく日 | +2.0% |
合計 | +6.0% |
還元率「+6.0%」まででも比較的簡単に達成可能!
今回はクリアが簡単なものだけでシミュレーションしてみましたが、さらに多くの条件をクリアしていればもっとお得に利用することもできます。
デメリットは対象がたった1品だけという点に加え、楽券を利用できるのはすき家の全店舗ではないので事前チェックが必要なこと。
あと、楽券は若干マイナーなサービスとなっているため、不慣れなスタッフにあたってしまうと、精算時にもたつく可能性もあるのでご注意。
…とはいえ、この1品に限定すればこれまでに紹介したどの方法よりもはるかにお得なため、人によってはかなりの節約方法として活用できそうですね。
関連記事:「10倍以上の重ね取り!お得な楽天ポイントの貯め方」