ポイントの価値に注意…リクルートカードのデメリットとは?

ポイントの価値に注意…リクルートカードのデメリットとは?

リクルートカードと言えば基本還元率「+1.2%」が魅力の1枚。

加えて「無条件での年会費無料」&「発行時の審査も甘め」なので、一見するとメリットの多いハイスペックなカードに感じる人も少なくないでしょう。

…ただ、一切デメリットのないカードなんてありません。

なんだかんだで使ってみると「ちょっと不便に感じるところ」みたいな部分は、少なからずいくつかあるものです。

もちろんリクルートカードも例外ではありません。

…とはいえ、人によっては使い方次第でそのデメリットをそれなりに解消し、高還元率という特性をフル活用することもできます。

そんなわけで、最高の組み合わせになり得る可能性も秘めたリクルートカードの注意点などを徹底的に解説!

リクルートカードはポイントがネック?

今回のテーマでまず最初にしておきたいのが「ポイントの実価値」の話。

例えば買い物1万円の決済に還元率+1.0%のカードを使えば100ポイントを獲得でき、還元率+1.2%なら120ポイントを獲得することができます。

これだけならその差はたったの20ポイントですが、もちろん年間の支出がそれだけで済むわけはありませんよね。

カード決済可能な年間総支出が100万円になれば、その差は2,000ポイントにまで広がることになります。

普段使っているクレジットカードを変えるだけでこれだけの違いになるなら、その違いはやっぱり大きいものと言えるのではないでしょうか。

しかし、肝心なのはどんなに稼げるポイントが多くなっても、全く使い道のないポイントでは高還元でも意味がありません。

そう、リクルートカードの場合は特にその「ポイントの実価値」について理解しておかなければいけないというわけです。

リクルートポイントの使い道とは?

リクルートカードを利用することで付与されるのがリクルートポイント。

そのリクルートポイントの使い道がネックになるケースも少なくありません。

業界でも数少ない使い道の少なさ

リクルートポイントはほとんどリクルート関連のサービスでしか利用できない上、利用可能な対象サービスもそれほど多くはないため、他社のポイントサービスに比べると使い道はかなり限定されてしまうのです。

リクルートポイントを使えるサービス一覧
じゃらん じゃらん
ゴルフ
MARQREL
ポンパレ ポンパレ
モール
ポンパレ
eブックストア
ホットペッパー
グルメ
ホットペッパー
ビューティー
Oisix
人間ドックの
ここカラダ
レアジョブ英会話 など

…そのため、実質的なポイントの価値である「ポイントの実価値」を考えたとき、リクルートポイントはそのままでは少々低めに評価せざるを得ないのです。

利便性の高いライバルサイトが多い

リクルート関連サービス限定であっても、利用価値の高い圧倒的なパワーを持つサービスばかりであれば問題ないかと思います。

しかし、他社のサービスも力をつけてきており、近年ではサービスの併用や比較をしやすくなっていることから使い道の少なさはやっぱり足枷になりやすいです。

例えば、株式会社ヴァリューズが調査した「観光関連サイト閲覧者数ランキング(2018年)」によると、1位じゃらん、2位楽天トラベル、3位トリップアドバイザーとなっており、じゃらんの有用性はまだまだ高いことが分かりますね。

ただ、このときの閲覧者数はじゃらん3,390万人に対し、楽天トラベルは3,270万とその差がわずか。

グルメサイトにおいてはホットペッパーグルメは上位に位置しており、利用頻度が多い人であればポイントの価値は高くなるでしょう。

しかし、現状では肝心のポンパレモールが全く振るっておらず、ポイントの使い道を総合的に考えると少々使いづらさが目立ってしまうというわけです。

関連記事:「おすすめは2%以上!楽天トラベル用ポイントサイト」

リクルートPのデメリット解消方法

リクルートカードのポイント還元率は確かに魅力的ですが、リクルートポイントの実価値を考えるとその魅力が若干色あせてしまうところは確かにありますね。

…ただ、それはリクルートポイントのままであればという話。

ポイント交換により利便性が高まる

そのままでは使い道に困りがちなリクルートポイントですが、2014年よりPontaポイントとの相互交換を開始しており、Pontaポイントとして使う場合も含めて考えれば、リクルートポイントのデメリットを大幅に解消できるようになりました。

また、Pontaポイントは2015年からJALマイルへの交換を開始しており、2016年からはdポイントへの交換も開始しています。

リクルートポイントは実質的に「リクルートポイント、Pontaポイント、dポイント」など複数のポイントの使い道で考えればいいので、これだけ選べるとなると使い道に困るケースは大幅に少なくなるというわけです。

ちなみに、Pontaポイントであればローソン、ケンタッキーフライドチキン、すき家などで使用でき、dポイントであればファミリーマート、マクドナルド、マツモトキヨシ、ドトールで使えるようになっています。

補足ですが、dポイントを稼ごうと思ったらdカードを直接使用すればいいのですが、その場合の基本還元率は+1.0%になります。

dカード特約店などのように特別お得になる場合は別にして、それ以外であればちょっとポイント交換の手間がかかるというだけなので、+0.2ポイント多く入手できるリクルートカードはおすすめの1枚になり得ますね。

Loppiのお試し引換券がお得!

「Loppi(ロッピー)」とはローソンに置いてある店頭端末機のこと。

このLoppiを通じて「お試し引換券」を発行できますが、これにPontaポイントやdポイントを使うことができるのです。

交換可能な商品は酒類、飲料、お菓子、カップラーメンなど様々な商品と交換することができます。

(※ 参考:「お試し引換券(お持ち帰り限定)/お試し値引券」 LOWSON)

そして、肝心の必要ポイントはおおよそ商品価格の半分程度!

つまり、1Pontaポイントで2円前後の価値となるわけです。

お試し引換券で交換できる商品はスケジュールで決まっているため、自分が欲しいと思う商品といつでも交換できるわけではありません。

その点はちょっとしたデメリットですが、獲得したポイントの価値を底上げする使い方になるので、ポイント還元率の高いリクルートカードとは相性が良さそうですね。

強みのあるサービスがない?

例えば代表的なところで言うと楽天カードの話。

楽天カードは基本還元率+1.0%のカードですが、楽天市場で楽天カード支払いをすれば還元率は+2.0%になるという特典がありますよね。

この楽天カードのように多くのクレジットカードには、特別お得になる対象サービスがいくつかあるものです。

…ところが、リクルートカードには強みになる対象サービスがありません。

リクルートの関連サービスといえばじゃらん、ホットペッパーグルメ、ポンパレモールなどありますが、いずれのサービスでリクルートカードを使用しても、さらにポイント倍率が増えるなどの特典は一切ないのです。

例えばポンパレモールでは常時ポイント還元率「+3.0%」と驚異的な基本還元率を設定していますね。

つまり、リクルートカードで決済すれば合計で「+4.2%」!

数字だけ見てもこれはかなりの高還元率と言えます。

しかし、決済するカードを楽天カード(還元率+1.0%)やdカード(還元率+1.0%)に変更した場合でも、合計+4.0%になるので大きな差は生じません。

サービス ポイント還元率
リクルートカード 楽天カード
ポンパレモール +1.2% +1.0%
じゃらん +1.2% +1.0%
ホットペッパー
グルメ
+1.2% +1.0%

現状ではこのように関連サービスならではのアドバンテージがないため、他社カードで代用しやすいという一面があるのです。

ここは他社カードを見習って心をつかんで離さないような特典を設けるべきかと思いますが、そのあたりは今後に期待するしかありませんね。

関連記事:「重ね取りでお得に!楽天市場のポイントサイト経由」

限定ポイントは大きなデメリット?

交換さえすれば対処可能で高還元を活かせるリクルートポイントは、少々手間はあるものの結果的にそれほど大きなデメリットとは言えないと考えます。

しかし、リクルートポイントで本当に注意すべきは「限定ポイント」の存在。

リクルートポイントは大きく分けると3種類のポイントがあります。

ひとつは有効期限を無期限にしやすいいわゆる「通常ポイント(リクルートポイント)」、有効期限が決められている「期間限定ポイント(リクルート期間限定ポイント)」、そして利用可能なサービスも有効期限も決められている「サイト限定ポイント」の3つです。

通常ポイントの有効期限は最終付与から1年ですが、クレジットカードを利用すればこの条件をクリアすることは簡単なので実質的にはほぼ無期限扱いにできるし、ポイント交換することもできるポイントです。

…扱いが難しいのはもう一方の限定ポイント。

まず、期間限定ポイントもサイト限定ポイントもポイント交換ができないため、通常ポイントなら解消できるデメリットも限定ポイントでは解消するすべがありません。

また、サイト限定はさらに利用サービスまで限定されてしまうため、最悪無理矢理使う以外の選択肢がありません。

人によってはただでさえ利便性に欠けて使いづらいのに、それを大幅に緩和できるポイント交換を封じられるのは痛いですよね。

ただ、限定ポイントは基本的にキャンペーンなどを利用しない限り、通常のクレジットカードの利用で付与されることはないのでご安心。

キャンペーンなどを利用して限定ポイントが付与される場合は、前もって使い道をしっかりリサーチしておくのが対策になるでしょう。

カード入会特典は限定ポイント!

限定タイプのリクルートポイントが注意すべきものであるなら、リクルートカードの発行前にも注意すべきなのが入会特典になるでしょう。

入会特典はクレジットカードの発行でもはや定番となっており、リクルートカードもその例に漏れず入会特典としてたくさんのポイントがもらえます。

…が!…貰えるポイントは基本的に全て期間限定ポイントです。

通常は8,000ポイント…時期により最大10,000ポイントも貰えるのですが、有効期限は受取日の翌月末でポイント交換にも使えないため、リクルートカードを発行するのであれば使い道までしっかり決めてから発行することがすすめられます。

デメリットを解消できる使い方

ここまでの解説を読み終わると、「ん~…じゃあ一体どんな使い方があるの?」と気になる人もいるのではないでしょうか。

まず、大前提としてリクルートポイント、Pontaポイント、dポイントのいずれかで、自分にとってちょうど良い使い道の有無をチェックしておくのがいいでしょう。

その問題をクリアしていれば特定の強みを持つカード以外なら、それなりに多くのサービスでリクルートカードの還元率+1.2%がお得になると思います。

確かにコレと言える強みのある対象サービスはありませんが、逆にどこでも還元率+1.2%の安定感こそある意味の強みなのです。

チャージとしての使い方がお得

現状でお得な使い方として定着しつつあるひとつが、電子マネーなどのチャージ用に使う選択肢です。

ポイント付与対象であれば還元率+1.2%を活かせるのでお得ですね。

…ただし、リクルートカードは2018年4月に仕様変更があり、「一部の電子マネーへのチャージによるポイント加算対象は月に3万円まで」となってしまいました。

(※ 制限対象はnanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA。)

一部の電子マネーへのチャージのみを対象とした制限なので、通常決済では制限なしの還元率+1.2%は全く変更ありません。

…ちなみに、株式会社マルハニチロHDが行なった「コンビニエンスストア利用実態調査」では、コンビニの利用頻度は週2~3日程度が23.4%で最多、1回の平均金額は755円であることが明らかにされています。

仮に1日1回&週3回利用したとしても、755円×3回(1日1回×週3回)×4(1ヵ月分)=9,060円と、平均回数や平均金額で試算しても1万円に満たない金額です。

こういった平均値を超えるヘビーユーザーならこの制限は「改悪」ですが、それ以外の人には相変わらず安定の高還元率カードとして使えそうですね。

関連記事:「プリペイドvsポストペイ…電子マネーの種類とお得な使い方」

nanacoのチャージもおすすめ

電子マネーと言えばnanacoのチャージ用としても知られていますね。

セブンイレブンには「セブンカード・プラス」があり、通常の決済で使用すれば200円で2ポイント(還元率+1.0%)ですが、nanacoへのチャージでは200円で1ポイント(還元率+0.5%)と半減します。

リクルートカードはnanacoへのチャージの場合でも、還元率+1.2%のまま利用できるのでお得な組み合わせとなるわけです。

(※ リクルートカードのチャージ分で+1.2%、nanacoの決済分で+0.5%、獲得合計ポイントは「+1.7%」に!)

年会費無料&高還元率という組み合わせであれば、現状では最もおすすめできる組み合わせがこれになると思います。

リクルートカードの有効活用法のひとつとして参考までに。

…そういえばnanacoは税金の支払いに使用でき、そのとき「間接的に税金の支払いでポイントを獲得する」という方法もありますね。

そんな理由からもnanacoが選ばれ、その組み合わせとしてリクルートカードが選ばれるケースは少なくありません。

しかし、税金のように特定時期にある程度まとまったお金が必要になると、リクルートカードの月3万円という制限に引っ掛かりやすくなるため、この組み合わせはちょっと金額が多くなる時期の使用は注意が必要ですね。

関連記事:「突破せよ!nanacoチャージ上限超えのお得術」

楽天Edyのチャージにおすすめ

電子マネーといえば発行枚数1億枚を突破した楽天Edy。

楽天Edyで獲得したポイントを楽天市場に利用できるという利便性があり、加えて提携している店舗の多さも魅力のひとつ。

楽天といえば定番の楽天カードがありますが、楽天Edyへのチャージでは還元率+0.5%と何故か低いため、リクルートカードの還元率+1.2%が最高に光ってきますね。

仕様変更による影響をもろに受けてしまっていますが、それでも月3万円までなら楽天Edy+リクルートカードで実質還元率「+1.7%」で利用できるため、直接リクルートカードだけを使って決済するよりも絶対にお得です!

関連記事:「お得さ&違いをとことん比較…楽天Edy&楽天ペイ」

Kyashとの組み合わせも使いやすい

「Kyash(キャッシュ)」はプリペイドカードの一種。

電子マネーと同じくチャージの必要はありますが、チャージ&支払いによってポイントを2重取りできるというのも電子マネーと同じ。

Kyashのメリットは基本還元率が「+1.0%」と高く設定されているので、リクルートカードとの組み合わせで還元率「+2.2%」に!

それに加えて国際ブランドが付いているので利用可能店舗が多く、様々なシーンで2%を超えるポイント還元での利用が可能になります。

Kyashも電子マネーと同じく、チャージ対象で特別に還元率が高くなるクレジットカードがないため、リクルートカードの高還元を存分に発揮できるというわけですね。

月3万円制限の解決方法と注意点

電子マネーのチャージ用にリクルートカードを利用する場合の注意点。

それは選択する国際ブランドの種類です。

2017年にはリクルートカードにMastercardが加わったことで選択肢は増えていますが、その全てがポイント付与対象ではないのでご注意。

電子マネー VISA Mastercard JCB
楽天Edy ×
nanaco
モバイル
Suica
SMART
ICOCA
×

(※ 参考:「nanacoなどの電子マネーチャージについてはこちら」 リクルートカード)

この記事でnanacoや楽天Edyの活用方法を紹介していますが、楽天Edyでお得に使うには国際ブランドはVISAかMastercardを選ぶ必要がありますね。

…そして、この話とつながりを持つのが月3万円制限の緩和について。

実はリクルートカードは国際ブランドを別にすれば2枚持ちすることも可能になり、月3万円制限を実質的に月6万円まで引き上げることができます。

しかし、リクルートカードではVISAとMastercardの2枚持ちはできません。

そのため組み合わせは自然と「VISA&JCB」か「Mastercard&JCB」のどちらか。

ちなみに、nanacoであればこの組み合わせでも2枚持ちでポイントを獲得できますが、楽天EdyはJCBでポイント付与対象外となっているのが残念なところ。

この組み合わせを利用すればnanacoは制限を緩和することもできます。

もともと存在するデメリットと絡んで少々複雑な話になりましたが、人によってはリクルートカードを発行するときのブランド選択に関係する重要な部分にもなるため、覚えておいて損はないでしょう。

…補足ですが、Kyashに対しては今のところこういった制限はないため、制限が気になるのであればKyashに切り替えるほうが使いやすいかもしれませんね。

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